PIMAX 4K VRが届いたのでレビュー Part3

Part3です,今回は設定等についてのレビューを書いていきます.

レビューに加えて操作方法もさりげなく紹介してゆきます.

というか紹介記事になってしまいました.ほぼレビューではないです.

ちょい難ありソフト「Piplay」

PIMAXを設定するのには「Piplay」というソフトを使います(公式サイトよりダウンロードできます).言語はソフト上で中国語と英語が選択できますが,中国語は文字化けしてしまいます.ほとんどの方が英語を選択されると思いますがね.別にコレは問題ありません.

まずインストールの時点で私は引っかかってしまいました.セットアップのexeファイルを開くとエラーが出て消失してしまうのです.エラー内容ですぐ調べると「アンチウイルスソフトによる検知+自動削除」が働いてしまっていたようです.環境はAvast(最新版)です.ひとまずセキュリティ系のソフトを停止させてインストールします.途中で怪しげなウィンドが出たりしますが気にしたら負けです.無事インストールが完了して起動すると

piplay0

上の画像はまだPIMAXの電源を入れていない状態です.電源を入れると

piplay004

この画面が表示されます.シリアルナンバーとか書いてあるけど気にしない.しっかりと繋がっていればタスクバーのミニアイコンから通知がも来ます.

piplay003

HDMIケーブルおよびUSBケーブルの延長コードの利用は不可能ということですのでそのままの状態で使いましょう.

F/W(ファームフェア)のバージョンが古いとPiplayを起動すると同時にアップデートが始まります.Piplayのバージョンが古いとアップデートしてくれませんので一番新しいのを使います.

設定

・Windows起動時に起動するようにする設定

・英語/中国語 選択

・IPD調整

あまりいじらなくて良さそうです.

IPDについては自分にあった環境の値を入力してあげれば快適なVRが楽しめるようになるはずです.

モード(Mode)

Extend ModePimax Mode が画面上で選択できます.この使い分けがよくわかっていないのですが,SteamVRを使う場合にはPimax modeでないと正常に認識しないのでほとんどの場合はこちらでしょう.

切替時にディスプレイの点滅が起こります.人によってはアイコンがばらばら事件みたいな話も聞きました.自分の場合はおこりませんでした.稀にドライバ暴走みたいなのが起きて,「ディスプレイドライバが機能を停止しましたが…」みたいなWindows警告がでてしまいます.まぁ気にしない.

Pimax modeの利用にはグラフィックボードのみを使う設定でないと選択できませんでした.BIOS上で,内蔵グラフィック(自分の場合はIntel HD Graphics)を使わない設定にしなければいけません.

ゲームアイコン

ゲームアイコンを押すとゲーム一覧が出てきます.どれもSteamかOculusのサイトに飛びます.中には直接ダウンロードできるものもあります.いくつかは無料なのですぐ試せます.

画像・動画アイコン

360度見渡せる画像と動画がすぐダウンロードできます.容量が大きいので注意.

360度画像・動画が見られなくなった

色々設定をしたりダウンロードをしたりしていたら,Piplayでダウンロードした画像と動画を見ようとするとフリーズが発生するようになりました.

未だ解決方法が見つかりません.これはおまけ程度なのでもう諦めてます.

SteamVRの設定は簡単

なんといってもコレが使えるのが大きいです.

Steamを起動したらライブラリからVR,もしくはツールを選択して「SteamVR」をインストールします.その後PIMAXをPimaxモードにした上でSteamVRを再起動します.利用可能と出れば成功,ルームセットアップを行います.

ここらの設定は全然難しくありませんでした.

あとは好きなゲームをダウンロードしてプレイするだけです.

Oculus Homeは要注意?

普通にOculusセットアップを行いますが,Piplayと妙な干渉を起こしているみたいで,Oculus Homeを起動しているとPIMAXを認識しなくなったりします.必要な時以外は起動しないほうがよさそうです.タスクマネージャからサービス一覧を見て停止させたり稼働させたりしてみてますがよくわかりません.

サウンドの設定

接続されると自動的にPIMAXのヘッドォンから音が流れるようになります.接続したままPCのスピーカーから流したい場合はWindowsのサウンド→再生でいじれば普通に使えます.

各設定は難しい

SteamにしてもOculusにしても色々試しながら調整していかなければいけないです.PIMAXを最大限まで活かすためには情報収集能力と自己解決能力が必要となるみたいです.なにゆえ自分は情弱なので,なんとかやってるという感じですが.

自分で解決できる!という人にはおすすめの一品です.購入はこちからからどうぞ

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コメント

  1. ほびほび より:

    レビュー(紹介記事)ありがとうございます。私は今viveかPimaxにするかで迷っていおり、非常に参考になります。
    viveを先に体験してしまい感激してしまったので、(ゆくゆくはでもいいので)ポジショントラッキング&ルームスケールは欲しいなと思っております。

    HDMI1.4bでもグラフィックボードに依りYCbCr=4:2:0で出力すれば60Hzを出せると思うので(色情報は減ってしまいますが)、このように動作しているのではないかと思います。
    viveは動きはほぼ気にならなかった(現実世界とのギャップが非常に少ない)のですが、解像においてはドットが見えることが少し気になりました。
    Pimaxは動きについて現実よりも遅延などでモタついたりしますか?例えばGPU負荷の少ない60fps360度動画などにおいて、残像無く動作しますか?

    • kizaminori より:

      コメントありがとうございます.結論から申しますと遅延は必ず発生します.

      コンテンツを棒立ちで鑑賞=ほとんど遅延は発生しません・
      首を振る,頭を動かす=多くの場合で遅延が発生します.(ただし例外もあります)

      以下が例外です.
      「ユニティちゃんCandy Rock Starライブステージ」などがその360度動画に該当するとすれば首を動かそうが何だろうが全く遅延なく(残像なく)動作します.(https://www.youtube.com/watch?v=03jcjYVplBI)

      自分の環境がGTX960という低環境で行っているのでVRかグラボ,どちらに依存しているのか判断しづらいので参考程度にお考え下さい.

      もともと動作の軽いものは快適に利用できています.

      • ほびほび より:

        ありがとうございます。

        > 以下が例外です.
        となると、残像などはヘッドセットでなくGPUに起因している可能性が高そうですね。

        現在はVR過渡期で、どんどん新しいものが出てきますね。個人的にはインサイドアウトのポジショナルトラッキングのマイクロソフトに期待しています。
        しかしとりあえず繋ぎとなっても良いのでPiMAXを導入して触ってみます。それだけVRの体感に可能性を感じました。

  2. むっく より:

    はじめまして。ここの記事をみてPimax買ってみました。
    steamvrのルームセットアップでカメラのトラッキングから先に進めなくて初期設定が完了できずにいました。
    問題なく行けましたか?

    • kizaminori より:

      はい,特に問題なくルームセットアップは完了できました.
      STAND ONLY→NEXT→真ん中設定→高さ設定ですぐ終わると思います.
      もしDirectモードであるならPiPlayからpimaxモードに設定しないとSteamVR上では認識しませんので変えてみてください.

      • むっく より:

        返答ありがとうございます。
        なぜかSTAND ONLY→の次のNEXTがグレーになってて進めないんですよね・・・

        • kizaminori より:

          今,自分もルームセットアップをやってみましたが,
          立体のみ(STAND ONLY)→次へ[ヘッドセット 利用可能]となりました.
          もしかしてPIMAXの電源が入ってなかったりしていませんか?正常時は青色のランプが光っているはずです.